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2020.02.04

リーガルマップキャリアが目指す法務転職支援のカタチ

リーガルマップキャリアが目指す法務転職支援のカタチ

リーガルマップキャリアの転職エージェントはこんな人

この記事では、法務転職を考えている方向けに、「リーガルマップキャリア」の運営会社である株式会社More-Selectionsの転職エージェントがどのような思いで転職者の支援を行っているかを、普段、本サイトのライターを務める私、風間がインタビュー形式でお伝えします。

 

 

「法務職に特化した転職エージェント」というのは、正直、プレイヤーの少ないポジションだと思いますが、潮崎さんがこのお仕事を始めたきっかけって何だったのですか?

 

 

潮崎

この会社との馴れ初めからお話できたらと思うのですが、モアセレクションズはもともと、司法試験に合格できなかった人材の就職支援を行うために創業された会社で、私自身も元々は、その司法試験受験生でした。結局、27歳まで司法試験の受験を続けたのですが、不合格となったことから、求職者としてモアセレクションズの門を叩いたのが最初の縁です。

当時から、モアセレクションズは、単なる人材紹介事業に留まらず、社会人経験のなさを指摘されがちな司法試験経験者をインターンとして受け入れて育成していて、私は当時大阪に在住していたのですが、インターンに参加するために東京の友人の家に寝泊まりしながら、電話の掛け方や受け方、ビジネスメールの作り方、社内ホウレンソウなどの社会人としての基本を学んでいました

社内の人間を電話取次の際に「さん付け」で呼ばないなどの基本的なマナーも27歳にして初めて知ったくらいです(苦笑)。

 

 

ああ…。新卒あるあるですよね。たしかに、僕も就職してから、それを知った気がします。それにしても、わざわざ、インターンのために泊りがけで大阪から東京に出てくるとは、すごい意識の高さですね。

 

 

潮崎

今でこそ、法科大学院を出た後に企業に就職するルートは、比較的一般的なものとなって来ましたが、当時は「司法試験に受からなかったら人生終わりだ」と言われるくらい、就職のルートが確立されておらず、さらにリーマンショックで企業も採用を絞っていた時期でもありましたので、本当に就職できるのか…、自分の人生がこれから浮かび上がる日は来るのか…と大きな不安の中にいました。その意味では、意識の高さといったかっこいいものではなく、単純に「藁をもつかむ思いだった」というのが正直なところです。

 

 

たしかに、職歴がなくて30歳前後で就職活動というのは、かなり厳しいイメージがありますね。それで、潮崎さんの就職活動はうまくいったのですか?

 

 

潮崎

いえ、内定を獲得するまで、なんやかんやで6ヶ月ほどはかかりました。そもそも、職歴のない30歳前後の人間を選考してもいいよという企業自体がほとんどなくて、苦戦しましたね。でも、最終的にはモアセレクションズから紹介を受けたセミナー事業を行う会社に総務職として就職することができました。

 

 

かなり厳しい状況から内定を獲得されたわけですが、就職が決まった要因って何だったと思いますか?

 

 

潮崎

単純に「縁」の部分が大きかったと思いますが、セミナー事業を行う会社ということもあり、面接の場で、東京で開催するセミナーへの参加を提案された際に、参加を即決した点を評価したと、後日、代表から聞きました。その意味で、なりふり構わない前のめりな姿勢を示せたことがポイントになったかもしれませんね。

 

 

結局、ポテンシャル採用では、いかにやる気を示せるかですもんね。ところで、そのセミナー会社に総務職で入社されて、セミナー運営にも携われてということですが、ここまで伺う限りは、「法務職に特化した転職エージェント」になる兆候は見られないですが…。

 

 

潮崎

そうですね。その後も、Eディスカバリーという、主に米国訴訟での証拠仕分けに関する仕事に就くなど、転職エージェントとは無縁のキャリアを歩んでいました。ただ、その間も、モアセレクションズには頻繁に出入りしていて、ふらっとオフィスに遊びに行ってキャリア相談に乗ってもらったり、飲み会に参加したり等、繋がりを保っていました

 

 

人材紹介会社にフラッと遊びに行く感覚って、いまいちピンと来ないんですが、他の人もそんな感じで遊びに来てるんですか? 

 

 

潮崎

その点はモアセレクションズの特殊なところだと思いますが、実際、元登録者(OBOG)の出入りはかなり多いと思います。お花見や忘年会などにも、多いときには50名ほど集まっていますし。
当時の司法試験経験者は、年齢は結構重ねているのに職歴がないということで、多くの企業から無視・冷遇されていたので、その、もっとも苦しい時期に寄り添ってくれて、二人三脚で乗り越えたというところから、私自身、モアセレクションズを、単なる人材紹介会社というよりは「戦友」と位置付けていましたし、OBOGの方の中には、同様の思いを持っている人は少なくないのだと思います。

 

 

なるほど、プライベートな人間関係でも、本当に苦しいときに助けてくれた人のことは忘れないですもんね。そんな「戦友」と呼べる会社に潮崎さんは入社されるわけですが、どういうきっかけだったんですか? 

 

 

潮崎

たしか、モアセレクションズの代表の上原とランチをしていたときに、「これから、法務経験者の転職支援事業に力を入れて行きたいから一緒にやらないか」という誘いを受けたのが最初だったと思います。

 

 

 

司法試験経験者の就職支援事業とは別に、法務経験者の転職支援事業をということですか?

 

 

 

潮崎

そうですね。先ほどもお話しましたように、OBOGとモアセレクションズは就職後も近い距離を保っていることが多いんですが、司法試験の経験者ということで、ほとんどの人は企業の法務部門に就職しているんですね。そんなOBOGが転職のときに、ふらっと相談に来られることが増えて来たというのが、一因としてあったようです。あと、モアセレクションズは長年、司法試験経験者向けの求人開拓の一環として、企業の法務部門とのコネクションを増やし続けて来たのですが、その過程で、司法試験とは無関係の法務担当者との繋がりもかなり増え、そういった方々からも転職相談を受ける機会が増えたという事情もあったみたいです。

 

 

まさしく、司法試験経験者の就職支援事業での地道な積み重ねから新しい事業が生まれたわけですね。とは言え、潮崎さんにとっては、畑違いの「転職エージェント」という選択肢が突然出て来た格好ですが、不安はなかったのですか?

 

 

潮崎

もちろん、未経験の仕事ということで不安は多少ありましたが、私自身も求職者として人材紹介会社を利用した経験があったので、転職エージェントの仕事のイメージが掴みやすかったというところもあります。また、長年法律を勉強し、一社目で総務担当として法務をかじり、その後も訴訟周りの仕事に携わるなど、法律分野での経歴を重ねてきたことから、法務担当者に対するシンパシーというか親近感を抱きやすかったというのも大きかったと思います。

 

 

たしかに、お話を伺う限り、潮崎さんのお友達や同級生にも法務担当者は多そうですしね。そんな潮崎さんですが、どんな転職エージェントを目指していますか?

 

 

潮崎

一言で言うのは難しいですが、自分の人生を振り返ったときに、『頑張っているけど困っている人を助けたい』という思いが自分自身の中に強くあると感じています。一社目で入ったセミナー会社でも、営業マンとして飛躍したくてもがいている方のお手伝いをしているときに強いやりがいを感じましたし、モアセレクションズでは今でも就業経験のない司法試験経験者をインターンとして受け入れているのですが、やる気はあるけど、不器用でうまく行っていない方などを見ると、ついついほっておけなくて、繰り返し、営業のシミュレーションに付き合ったりなどしています。
そのため、まずは、そのような、『頑張っているけど困っている人』に熱く親身に寄り添えるような転職エージェントでありたいと考えています。

 

 

自分の可能性を信じてくれて、熱い思いで支えてくれるエージェントは、たしかに心強いですね。具体的に求職者の方と接する際に気をつけていることはありますか?

 

 

潮崎

特別なことではないと思いますが、まずは、エージェントとして、ご本人が転職活動を始めたそもそもの“思い”を大事にすることを心がけています。どんな不安を解消したいのか、はたまた、どんなことに向かって頑張って行きたいのかといった“思い”です。それ次第で、「転職」がその実現のために最良の選択肢となることもあれば、逆に現職に留まりつつ、周囲との接し方を変えることが最良の解決策になるケースなどもあります。そのため、初回のヒアリングでは、場合によっては数時間単位で時間をかけて、その、“思い”の確認に力を尽くしています。

 

 

たしかに、「もう転職しかない」と思っていても、第三者の客観的な視点から見たときに、転職以外の選択肢が出て来るということはありそうですね。ちなみに、「法務職に特化している」という点で、工夫されていることなどありますか?

 

 

潮崎

そうですね。やはり、『法務職に特化した転職エージェント』を謳う以上、法務担当者の方と同じ言語感・視座をもって企業法務を語れる必要があると考えています。「こんな業務をやっている」、「こんなことが出来る法務担当者になりたい」といったお話を聞きながら、業務イメージが湧かないようでは、真の意味で寄り添った相談はできないですからね。
そのために、実は今も、定期的に企業法務の勉強会やセミナーなどに参加しているのですが、引き続き、そうしたイベントに参加して、法務業務やこれから求められる法務人材像のイメージをどんどんアップデートして行きたいと思います。まあ、もともと、法律を勉強して来たこともあり、そうした学びに触れるのが好きだという面も多分にありますが(笑)。

 

 

ありがとうございます。日本で一番、企業法務実務に精通したエージェントを目指して、頑張ってください!

 

 

潮崎

こちらこそ、ありがとうございました!

 

 

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