法務のお役立ち情報

LEGAL TIPS

2019.12.05 転職ノウハウ

企業法務にふさわしい年収を得ていますか?

企業法務にふさわしい年収を得ていますか?

企業法務として適切な年収を知ろう

企業法務の給料アップに向けて―――昇給か?転職か?

この記事では、企業勤めの法務として働いてる方向けに、気になる「年収」についての情報をまとめました。

「自分の年収は他の人に比べて低すぎるのではないか?」
「転職によってもっと適切な給料をもらえるのではないか?」
と悩んでいる方もいらっしゃるでしょうが、法務の人口は多くありませんし、1つの会社の法務人員も数人規模に留まっているため、周囲を参考にすることも難しいのではないでしょうか。

もちろん、今の企業で昇給を狙うのも一つの手ですが、場合によっては、転職によって100万円単位で年収がアップすることもありえます。

まずは、転職市場から見たご自身の適正年収を知っていきましょう。

 

20代~30代前半法務の適正年収とは

法務未経験でも350万円前後が平均

法務転職は売り手市場になっており、20代で法務未経験の方でも、平均的に300~400万円程度であることが多いようです。

業界別に見ると、金融や製薬などでは、500万円程度の待遇を目指すことも難しくありません。20代~30代であれば、まだ色んな経験を積みやすい環境にありますので、思い切って給与水準の高い業界への転職を狙ってみてもいいでしょう。

その他の観点としては、その企業が「年功序列」型の給与体系かどうか、が挙げられます。年功序列であれば、仮に30歳未経験でも、年齢に応じ500万程度の待遇が提示されることもあるようです。

昇給幅と、転職による年収アップ幅を比較しよう

このように法務転職においては、業界・給与体系により差はあるものの、一般的に100万円単位で年収がアップすることもありえます。
(例)20代~30代前半、3年経験 Aさんのケース
「年収300万円」→「年収400~500万円」にアップ!

一方で、転職ではなく、現職で勤め続けながら昇給狙いをしたほうがいいケースはあるのでしょうか。

一般的には、昇給の幅はそこまで大きくはありません。仮に東証一部上場企業のような会社であっても、昇給幅は10万~よくて20万程度に留まることが多いです。
(例外としては、特にベンチャー企業ですと、それ以上の昇給も見込めるケースも存在します)

転職市場から見て、すでに十分な年収のある方であれば問題ないのですが、そうでない場合は転職による待遇アップを検討する余地がありそうです。

 

30代後半~40代法務の適正年収とは

30代後半、5~6年の経験で、500~700万円が目安

もう少し年代が上がると、それに応じて適正年収も上がってきます。たとえば、30代後半で5,6年の経験があれば、500~700万円程度の待遇もありえるようです。

業界や外資/内資により大きく差が出てくる

ただし、30代~40代になると、企業により待遇の差が開いてきます。この場合、役職の有無はそこまで関係がなく、大企業の部長クラスで600万円台の待遇もあれば、外資系や金融で1,000万を超える待遇もありえます。

業界別でいうと、やはり製薬・金融業界は比較的高待遇です。また、内資・外資でいうと、やはり外資系のほうが待遇が良い傾向にあります。

待遇アップを目指す場合は、そうした業界・企業を狙いながら転職を検討してみてはいかがでしょうか。

キャリアアップのため、年収だけでなく「マネジメント経験」作りも狙うとよい

30代~40代の法務転職においては、単純な年収比較だけで決められない側面があります。というのも、法務転職市場では、年齢が上がるごとにマネジメント経験が求められるようになるからです。

マネジメント経験を積める企業へ転職すれば、その先のキャリアまで見据えたとき、後々有利に働くことがあります。先を見据えて、マネジメント業務の有無も確認しておきましょう。

 

年収だけでなく、待遇面にも留意しよう

人によっては、時給換算で損得を考えたほうがよい

ワークライフバランスが尊重される時代ですので、年収が上がったとしても、それ以上に労働時間が長くなるのであれば、結果的に「いい転職」にならないケースもありえます。

自分の時間や家族・友人との時間を大切にしたい方や、子育ての時間をとりたい方は、
年間休日
勤務時間
退職金 など
これらも併せて加味しつつ、時給換算で考えたほうがいい場合もあります。

年収以外の側面もきちんと考慮しよう

このように、年収だけで考えるのではなく、福利厚生や働き方の自由度などをトータルでみて判断する必要があります。さらにそれだけでなく、
やりたい仕事ができるのか
働きがいのある環境なのか
も当然考えるべきでしょう。

結局は、あなたにとって「幸せな仕事とはなにか」を考えることが肝要です。あらゆる条件を考慮した上で、転職すべきか、現職で勤め続けるべきか―――転職する場合は、転職先、環境、待遇も含めて―――を判断しましょう。

 

まとめ:今の年収は、本当に適切ですか?

昇給より大幅な待遇アップを狙うのであれば、転職を検討しよう

ご自身の待遇を鑑みて、もし「もっといい給料がもらえるのではないか?」と思えたのであれば、ぜひ転職を検討してみましょう。

とはいえ、企業選びから面接対策まで一人でやりきるのは難しいですし、結局「適正年収はいくらなのか」が分からずじまいになってしまっては本末転倒です。転職のプロの力を上手く利用しつつ、待遇アップを狙ってみましょう。

 

日本トップクラスの法務特化型人材紹介

“法務への深い理解”により、高精度のマッチングを実現

私たち株式会社More-Selectionsは、2007年の創業から法務に特化した人材紹介事業を展開しています。

この10年間で転職支援を行った法務担当者のご経歴・スキルセット・ご要望等の膨大なデータを蓄積しており、膨大なデータをもとに精度の高い予測が行えるため、あなたにマッチしたキャリアパスを提案することが出来ます。

法務の転職についてご検討中の方や、お悩みの方はぜひ一度ご連絡ください。法務の転職市場を熟知した当社エージェントが、あなたの転職活動を全力でサポート致します。

法務の転職市場を熟知した当社エージェントが、あなたの転職活動を全力でサポート致します。